すんません。
風邪ひいてて、更新遅れました。
もったいぶってたわけでは・・・。
ったく熱もあるのに、今日も笑顔で受付ですがな。
これ書いたらとっとと寝るだす。
珍しく続きモノなので、順に読んでくれるとうれしいです。
その①
待ちぶせる、女
その②
ブレーキを踏まない、女
今回は旅立った男側のストーリー。
誰も信じてくれないかもしれないけれど、
ノンフィクション。
憧れのアメリカ、ロスに降りたつ。
泊まるところなど予約もせず、日程も決めていない、自由な旅。
グレイハウンドで移動しながら、道端のドライブインで
コーヒーとドーナツの食事、本場のジャズ、
夜はモーテルで身体を休め、のアメリカ大陸横断。
東海岸のフロリダに到着し、いよいよ明日はNY!!
そして明日はクリスマスイブ!
子供の頃から憧れていたNYに、クリスマスイブに到着!?
そして、イブ当日。
フロリダをは記録的な寒波が襲い、交通はパニック。
1時間で着くはずのバスターミナルまで7時間もかかる
ありさま。このままではNYには行けない。
クリスマスイブをバスターミナルで夜明かしする始末。
翌日なんとかNY行きのバスをゲットし、着きました!
マンハッタンの高層ビルが目に入った瞬間、
感動のあまり、こぼれる涙。
そしてグレイハウンドを降りると。
・・・荷物がないっ!!!
フロリダのパニックで、どうやら荷物だけ、
違うバスに乗ってしまったもよう。
手元にあるのは、小さなナップザックに入った
パスポートとお金だけ。
温暖なフロリダから来たので、着てるのはシャツ1枚。
真冬のNYで、誰よりも薄着。
とにかく寒いので、適当にホテルを探す。
身なりは薄着だわ、荷物は少なすぎるわで
うさんくさかったらしく、3軒のホテルに断られ、
やっととれたホテルにチェックイン。
ショックのあまり部屋にいる気にもなれず、
ホテルのロビーにぼんやり座り込む。
今日はクリスマスイブ、家族で過ごす日。
幸せそうな家族連れが、目の前を行きかう。
ど、どうしよう、これから。
まずは着るものを買わなくちゃ。
でもクリスマスはお店も早くしまっちゃうし。
あぁ、思い出のつまったお土産たちも、
もう戻ってこないのかも。
ひたすら落ち込む彼の目の前を、大騒ぎしながら
通りかかる、日本人のツアーの団体。
ちっ。いい気なもんだよなー。
大金出して、NYでクリスマスかよ。
こっちはエライ目に合ってるってのに・・・。
ん?!
・・・んんんっ?!
Eちゃんっ?!
「えへへー、来ちゃった!」
来ちゃったって、あんた!
NYに来る日程なんて決まってなかったのに!
「NYに来れば会えるかなって思って!」
って、あんた!
マンハッタンにホテルいくつあると思ってんのさ!
「でももう会えちゃった」
・・・たしかに。
これを『運命』と思わないでいられるでしょうか?
人生で最大に落ち込んでいるときに、
目の前に現れた女を、女神と思わずにいられれるでしょうか?
しかも、チェックインしてみたら、Eちゃんと俺の部屋は
なんと向かい。超大型ホテルだというのに!
これから数日間、Eちゃんと一緒に過ごし、
日本に帰ったらすぐに、彼女には申し訳ないけれど、
お別れをしました。
何の計算もしなかった、Eちゃん。
ただ、自分の気持ちにウソをつかず、体当たりしたEちゃん。
それから数年、彼とのおつきあいが続きました。
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この話、実はあたしのダーリンの若いときの恋物語。
なぜこんな詳細を知っているかと言うと、
彼の悪友が、酔っ払って教えてくれたから。
つきあいだしたての頃にこんな話を聞かされ、
自信を失うったらありゃしない。
でもさ。
こんな体当たりの恋。
可愛いじゃないですか!
素敵じゃないですか!
真似できないじゃないですか!
今ではEちゃんと彼はよいお友達ですが、
いつか会ってみたいとさえ思えるほど、
大好きなお話です。
・・・彼女がいるのにネズミーランドに行ったことは
みなさんのコメント通り、どうかと思いますがね!(怒)